アカエゾマツって?
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アイヌの人々の間で女神の木と呼ばれ、かつては樹齢100年以上のアカエゾマツがピアノの響板やギター、バイオリン、ウクレレといった弦楽器の音を担う材に使われて高級材としてのイメージがありましたが、、高度成長下に大量に使用されたため、現在はピアノに使える材はほとんどなく、バイオマスの原料などに使われている状況が続いていました。
音楽・楽器を愛する人たちにこういう状況を知ってほしいと思いました。
今でこそ循環型森林づくり、SDGsという言葉は当たり前に聴きますが、当時は難しかったのかもしれないですね。
成長がとてもスローであることも影響しピアノの木として使うためには100年以上かかります。どれだけスローかは育ててみるとよくわかります。
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PINEGRACEとアカエゾマツサミット
アカエゾマツは北海道のシンボルツリーでもあり、近年アカエゾマツのステイタスの低下を悲しむ声も多く、その結果、高度利用の研究が進み、アカエゾマツからとれる精油の研究と活用が脚光を浴び始めています。PINGRACE(パイングレース)はアカエゾマツの精油作り、その高度利用の研究、活用等を行っている一般社団法人で、アカエゾマツサミットを開催しており、私は2018年から参加、会員にもなっています。⇒
PINEGRACEのホームページ
母体は日本の私大最大面積を誇る酪農学園大学です。
2020年は、9月にコロナが収束すれば東京(母校明治大学)で初開催予定で1月にはミニ勉強会で私も講演しましたが、9月の本番は中止となりました。
9月の予定があいたのでコロナ禍において浜松でもできることを考え「自然との共生」というテーマでアカエゾマツの香りをブレンドの主役にもってきて、香りと音楽の融合ライブを行いました。(浜松市立鴨江アートセンターにて)
アカエゾマツ精油
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2020年度はアカエゾマツの香り4種:中頓別 置戸 音威子府 美深の嗅ぎ比べを行いました(非売品)
季節による好みの差も考えて6月と12月~1月の2回開催
2021年度はは2017年~以降の年によっての違いを体験いただきました。
いずれもワインテイスティングのように楽しまれていました。
アカエゾマツ精油を使ったブレンドオイルやアロマスプレーも用意しています。 ⇒ ショップへ
手指消毒やマスクライフを楽しみながら、森を育てることに加わることができる。
それがアロマです。素敵だと思いませんか?
いろんなアロマがありますが、楽器の街:浜松で音楽と楽器を愛するものとしては楽器の音を担う材でもあるアカエゾマツの森が続いていくことに役立ちたいと思っています。
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アカエゾマツの精油の効果
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アカエゾマツの精油はリラックス、安眠、抗菌などの効果が酪農学園、他の研究で示されています。
ピアニストなどの演奏者やアスリートのコンディション作りにうまく活用できたらと考えて取り組んでいます。
演奏時には適度な緊張は必要ですが、過度の緊張、あがりで実力を出せない人もかなりいることが研究からもわかってきています。
日常に本人が本来求めている香りを纏い、そのまま本番のステージに立つことで検証できればと考えています。
アカエゾマツ単体の香りだけでなく、ブレンドオイルとして、コンサートや、ピアノ発表会などで芳香させることや記念品(アロマルームスプレー等)にすることも可能です。
またコロナ禍においては、手指消毒やマスク用スプレーとしてもアカエゾマツ精油ブレンドは評判はよいです。オリジナルブレンドができますので、ご興味のある方はお気軽に問い合わせください。
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